岡島百貨店の裏手にある文化のるつぼ へちまで毎月開催している月イチ上映会。

2/24(土)は特別編として、
私手塚と交流のある古波津陽監督が撮り続けている福島の記録映画1/10 Fukushimaをきいてみるを上映します。(山梨初上映)

なかなか伝わってこない震災後の福島の現状を最低10年間は撮り続けて毎年1本作品として発表するというコンセプトのもと、2017年末までに既に5本の制作がされている作品です。震災を扱っているからといって決して難しい内容や原発反対を訴えるような重々しい作品ではなく、そこに暮らす人々の今を切り取り、声に耳を傾ける記録映画です。故郷・山梨の皆さんにも7回目の3月11日を前にぜひ多くの人に観ていただきたいと考えています。
尚、本プログラムは無料上映(1ドリンク代のみご負担下さい)となります。

併せて私手塚の短編 「WATER」も無料上映します。
震災当日は「Every Day」の第一回目の打ち合わせが予定されていました。
当然のことながら打ち合わせは流れ、その後製作も延期することになりました。
日々の暮らしが揺らいだその時、心の奥底で感じていたことをあくまで男と女、目の前で相反する2つをフィクションとして描くことはできないか、と二人の俳優や信頼するスタッフと共に作り上げたのが「WATER」です。
(決して震災の映画を作りたかったわけではなく、結果的にその空気をまとった男女の話として臨んでいました)

特に音楽監督を務めてくださったmama!milkの生駒祐子さんはじめ、参加して下さった音楽家の皆さんは当時の空気感をまとったかのように命をかけたその演奏に突き動かされるように私手塚としては異例の再撮影と再編集を行いました。
他にも山梨を拠点に活動する画家の丸山真未さんに美術提供していただくだけでなく、のちに再編集した際には描画シーンを追加撮影させていただきました。
「Every Day」を作るにあたって、大切なステップとなった作品です。

東日本大震災は多くのこと、そして私たちの日々に影響をもたらしました。
私手塚と古波津陽監督も同様に自分自身の制作やその姿勢に至るまで見つめ直す機会となり、
それぞれ違うアプローチで作品として形にしました。
今回、甲府で同時上映できることを本当に嬉しく思っています。
我々もこれまでやそれでもやっぱりやってくるこれからの日々について上映後お話させていただきます。

今回のプログラム、またいつかはありません。
イオンモールやネット配信でご覧いただけない作品の存在意義が試されることになりますが、
故郷・山梨の人にぜひ見てほしいプログラムです。

今週末2/24(土)皆様のご来場を心よりお待ちしています。

【日時】
2018年2月24日(土)

【場所】
文化のるつぼ へちま 3階へちまSTUDIO
〒400-0032 山梨県甲府市中央2-13-20
TEL:055-236-5651

【上映作品・タイムテーブル】

224 ※各回29席限定 入替制
※別途1ドリンクオーダーとなります。

【ご予約・お問い合わせ】
文化のるつぼ へちま TEL:055-236-5651




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